次の電車はいつ来るの?
駅のホームにたどり着いたまさにその瞬間に電車のドアが閉まってしまう。
そんなことが毎日あるような気がしてならないのはたぶん気のせいだと思いたいです。
そんな気分を察するように「次の3番線の電車は9時51分です〜。」とアナウンスが流れるのはきっと親切心からなのでしょう。表示板にも次の電車の到着予定時刻が表示されていますから。
でもこれでは利用者の利便性に貢献しているとは到底思えないのです。
ホームで長い時間待たされる客の立場に本当に考えるのだとしたら、
「あと8分で次の電車が到着します。」と放送するのが普通だと思うのです。
「次の電車は9時15分」の情報は現在時刻を知っている人を前提としているわけで、現在時刻がわからない人には問題解決にも気休めにもならない。掲示板の横に時計でもあれば待ち時間を計算できるにはできるけど、ホームの見える範囲に時計は見あたらない。ましてやふだん腕時計をする習慣のない自分は「あと何分」を知る手だてが無いよ。(ケータイみればわかるけど…)
そんな情報提供しかできないんじゃ、時刻表で自力で調べる方法と大した違いはないぞ。
ティーザーサイトなど残り時間を扱うWebサイトを制作するときにこんな愚を犯す制作者はいないはずです。
残り時間はカウントダウン方式なタイムラインを使うのがふつうに常識でしょう。
いわゆる「期待値を漸増」させる演出をJRには目指してもらいたいです。