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2008年05月21日

名刺本2冊

名刺がすき。
ちいさいスペースに必要な情報を盛り込んでいく、悲しくなるほど狭い紙面の中に広い空間を作り出す、そんな箱庭の思想に近い概念。日本人的にはぴったりな作業なのかも。
名刺デザインの仕事は好きなのだけど校正がほんとうに大変。何度チェックしても赤が入ってきて永遠に責了しないんじゃないかと思えてくる。

僕が持っている「名刺本」は2冊あります。
名刺ワールド -Nice to meet you-

名刺ワールド

名刺ワールド

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ピエ・ブックス
  • 発売日: 2006/09/09
  • メディア: 大型本

判型はちっちゃいけどツカが相当あります。3cmの厚み。カードをデザインしたデザイナーが自ら撮影した写真がメインで、名刺のデザイン集というより名刺が写っているシチュエーション写真集、という体裁です。
テキストは最低限の字数(英語)しかなく、しかもあまりたいしたことは書いてありません。そこが残念。

もう一冊は「成功する名刺デザイン」。これはデザイン本ではなくてどちらかというと読み物系の本です。
いままで約1000人の名刺をデザインしてきた長友啓典氏にとって、名刺作りの奥義は「気合い」と「念」なんだそう。掲載されている名刺のデザインはどれもライブ感というか、人相的な気配が漂っています。ほかに佐藤可士和さん、永井一正さん、岡本一宣さん、それぞれの名刺話がちょっとだけ入ってたり。そんな読みもの。

成功する名刺デザイン

成功する名刺デザイン

  • 作者: 長友 啓典
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/04/01
  • メディア: 単行本

2008年05月07日

GWが終わってすぐフルスロットル

黄金週間が終わりました。
家で仕事したりしているうちに何となく終わっていった感じです。
時間に余裕があるのをいいことに、1つのページを作るのにもいつもより3倍も時間をかけてゆっくり制作していたりすると、意外と見えなかったことが見えてきます。

普段は締め切りとの戦い的な都合があるのであまりゆっくりとWebサイトの制作に時間をかけることはゆるされません。
これは手を抜く、ということではなくて、たとえば画像のトリミングや色補正といったわりと機械的な作業にあえて時間をかけてみる、ということです。

クリッピングマスクを作るのに、3倍の時間をかけてみる。
ていねいにカーニングをする。
ロゴの置き場所をピクセル単位で時間をかけて吟味する。

そういうことにはさらに1日以上の時間をかけて考えながら試してみる。

時間をかけてみたら、装飾的な意味をもったものがどんどんなくなって、シンプルなものだけになってきます。コピーやロゴの小さなカゲや線もないほうがいい、そう思えてきます。それが第一段階。
その次に、いままで自分で意識していなかったクセみたいなものに気づいてきます。操作手順や手の動かし方を変えて意図的に面倒な方法で同じことをやってみると、出来上がったものの見た目は同じでも、どこかいま自分で作ったものではない新鮮さが感じられるのです。
他の人は見てもその違いには気づくことはなくても、時間をかけて、そしてやり方を変えるだけで自分の考え方が変わってくる。そんなことに気づいた連休でした。

さて、連休明けの今日からはすぐに時間との勝負が始まって、ゆっくりと作業することは出来なくなってしまいました。
時計を気にしながらの仕事です。

連休中に読んだ本と言えばこれだけです。

デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)

デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)

  • 作者: 佐藤 好彦
  • 出版社/メーカー: MdN
  • 発売日: 2008/04/28
  • メディア: 大型本

以前、同じ会社にいたこともある先輩、佐藤 好彦さんの新著が届いたので、拝読させていただきました。
佐藤好彦さんの本はコラムが大好きで、それを読むだけでも大きな価値があると思います。

2008年05月04日

明日は渋滞しませんように…。

明日はこどもの日。
幕張で撮影があります。9時に現地入りの予定なのだけど、荷物の関係でクルマで行くつもり。
イベント会場の特設ステージに某タレントが出演して、Bay-FMでもそれを放送する、というもの。

このイベントには昨年も行ったけど、けっこうびっくりするぐらいのいわゆる大物歌手が出演される。
でもそのわりにはあまり集客的に混むこともなくて、肩すかしをくらった。

GW中の道路、あの辺は混むのかどうなのかが読めません。
朝早く出れば出るほど渋滞につかまる可能性は低いと思うので、7時には家を出よう。

さて、今年のお客さんの入りはどうなんでしょう。

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