メイン

2007年05月07日

ExternalInterfaceクラス

Flashを埋め込んだページと同じドメイン内にあるjavascriptとを連携させるのに、ExternalInterfaceクラスを今回制作中の案件で使ってみました。

これがけっこうクセモノ。
ブラウザや、環境によって動作したりしなかったり。

このへんを読んでなんとか解決。

2007年02月09日

The FuseKit

今週はちょっと時間が空いていたりするので、Flashのライブラリを幾つか試しながら研究してみた。

いままでパブリックライブラリは仕事では使ったことがなかった。なんだか手を抜いているような気がするし、後々の修正やリニューアル時にかえって足かせになりそうな気配がしていたから。
でも、便利さと制作時間の短縮化という魅力には勝てそうもなく、これからも部分的に少しずつ使うかも。

こういったスクリプトエンジンを使う時に大切なことは、スクリプトソースを研究して自分の勉強に役立てること。たった数行で劇的な効果があるからといって、ライブラリをブラックボックス化してはいけないと思う。そういう意味では、時間がないから使う、という動機は良くないな。自戒。

今回は試してみたライブラリを幾つか紹介。

実用的なところでは先週実際に仕事でも使った「MC Tween」。歴史も古く、いい意味で枯れていて使いやすい。

最近では「The FuseKit」が人気みたい。kitというだけあって単なるクラスライブラリ集じゃない。いくつかのライブラリ群(エンジンとも言う)の集合体で構成されていてすぐには全体像を把握できないほど規模も大きい。
構文がわからなきゃ使えないので、FuseKitではヘルプを組み込める。

Fusekithelp

またスクリプトパネルの左側にツールボックスがあるのですぐに使い始められる。
Fusekitaspan

ヘルプに関しては、trick7さんのサイトでFuseKitのドキュメント日本語化プロジェクトがあるので参考になる。trick7さん感謝!!

Fuse Kitの英語版ドキュメンテーション自体が現在進化系なので、まだまだ中途半端。ただちょっと試しに使うだけならいいのだけど、もっと実践的に自分のイメージ通りに動かすためのインストラクション情報がもっとたくさんあればいいのに。
ヘルプを見ても、構文サンプルはそんなに多くないのだ。
今週はとりあえず「こんなことができる」という全体がなんとなく把握できた程度。
サンプル.flaにあるコードを眺めたりしてるだけで結構時間がかかってしまった。

Flash/Flexライブラリは他にもたくさんあって、今は3D系がハデで元気がある。

こういう飛び道具って、昔のFlashによく見られた、いかにも「使ってみました」的になりやすく、唐突でネタバレするものになりがちだ。それだけはカンベン。

いまはまだ、使うことが楽しい段階。とりあえず今はそれでいい。

2007年02月01日

MC Tween it saves the world.

「できれば明日中にクライアントにプレビューしたいんですけど…」

10ページ規模のマイクロサイトを1日半で制作することになった。

特急仕事にはわりと慣れているつもりでも、ちょっと緊張感が走るほどタイトだ。
しかもindexページではFlashが必要になりそうな案件。

スタティックなページの場合、必ずしも制作時間とデザインのクオリティは正比例するとは限らない。
でも.swfを制作するときは、必ず、まちがいなくそれなりの手間と時間がかかる。
Fireworksで静止画イメージを作ってプレビューに出したとしても、そのあとの工程に時間がかかってしまう。

そこで、
今回「MC Tween」を実戦投入した。スクリプトベースで作るのは時間的にムリだったので、トゥィーン系のナビゲーションでタイムラインをほとんどいじらずに制作できる方法、ということを考えて、いわば消去法で思いついたのがこの方法。

Mc Tween

MC Tween」はカスタムクラスで文字通りTween時のプロパティをあれこれできるフリーのライブラリ。「mc_tween2.as」ひとつでさまざまな動きがつけられる。
サンプルもあるけど、このサンプルはどれもいまひとつ(苦笑)。実際に使ってみた方が早い。
記述もち超カンタン、実質2行だけw。

#include "mc_tween2.as"
MC.tween(property, endingValue [, seconds, animation type, delay, callback]);

animation typeに入るパラメータでどう変わるかが、視覚的に説明しているページがあるので便利。secondsとanimation typeの組み合わせや複数のプロパティの合わせワザで無限のバリエーションができそうです。

使い方がカンタンでベーシックなプロパティが豊富に用意されている、という基本がきちんとできているこういったライブラリは、時間がないとき、本当に助かります。

今回の案件、基本的な動きはに関してはこのライブラリをフルに活用させていただきました。

2007年01月31日

The Edge Newsletter

AdobeのWebマガジン「the Edge Newsletter」のビデオが笑える。
三人が読者からの質問に答えるという内容。

Adobe Edge

注目は右にいるMatt Snowという男性。よくみると、あれ? Tシャツが…。
こういうくだらない悪ふざけをまじめな顔してやるのって…、けっこう好きです。

2007年01月24日

「Apolloとは何ですか?」

Apollo FAQ 日本語訳

Q:「Apolloとは何ですか?」
A:「Apolloとは、Adobeが開発中のクロスプラットフォーム・ランタイムのコードネームです。」

「GIZMO」で有名なantsがApolloの開発者向けFAQドキュメンテーションの和訳を公開しています。

2007年01月23日

ActionScript 3.0 リファレンスlivedocs

オフィシャルなAdobeさんのActionScript 3.0 language reference を昨日からチラ見している。
リファレンスといってもいわゆるヘルプに搭載されているlivedocsなわけです。

製品マニュアルと同等のリファレンスなので全てのsyntaxやエレメントの使い方が網羅されているから、ブックマークせずにいられようか。

adobe.utils というクラスパッケージをみると「MMExecute()」関数がまだある。
FireworksやFlashで追加コマンドを作成するときに使うJavaScriptタイプの実行関数なんだけど、関数名の「MM」はもちろんマクロメディアのこと。
「MM」で始まる関数名は次期Flashでは全て一掃されるのかと思いきや、相変わらず残るんですね。互換性を考えてのことでしょうけど。

ということは、「Adobe Creative Suite 3」に加わることが決まっているDreamweaverにも継続して「MM_」で始まる関数名がビヘイビアに搭載されるのは間違いないでしょう。
そろそろマクロメディアを知らない利用者層から「MM_とは何のことですか?」という質問がFAQになる時代がやってきましたよ。

URLみたら3.0になってもドメイン名は macromedia.com のままなんですね。

2007年01月13日

XML.sendAndLoad()

swfに埋め込んだページから変数を渡すとき、カンタンだからと FlashVars を使ってしまうことが多いわけです。

マニュアルを見ると、
「object タグと embed タグ両方を使って埋めれ」と書いてあるわけだからして、
いままで素直に両方記述してた。

でもここんとこ、embed タグを使うことに対してちょっとづつ抵抗感値が高まってきている昨今。
例のIEのクリックしてから動くモード対策のこともあるし、validじゃないわけ?

これからはFlashVarsを封印して、XMLクラスでのsend、loadをデフォルトにしていこう。

2006年12月22日

PhotoshopとFlashを統合する際のヒント集

Adobeの「The Edge Newsletter」に「PhotoshopとFlashを統合する際のヒント集す」という記事があって読んでみた。

「PhotoshopファイルをFlashに読み込むと、その結果に驚くかもしれません。」

「Flashは、Photoshopファイルをどのように処理すれば良いのかが分からないのです。」

まずは、悲しい現実が説明されてる。
なんだか、マクロメディア時代を引きずった言い訳めいた書き方するなぁ。

TheEdgeNewsletter.jpg

PSD2FLAプラグイン」まで紹介してPhotoshopとFlashの親和性の高さをなんとかアピールしている。

この記事では基本的には中間ファイルを描き出してから読み込む、という手順が説明されている。でもこればFireworksを使ってデザインしていても実際には同じ手順になる。Flashのライブラリにすることを想定してパーツごとにFireworksから描き出さなくてはいけないからだ。要は旧MacromediaがPNGフォーマットが大好きだっただけのこと。

バージョン8までは、FlashにグラフィックデータをインポートするにはFireworksが最適。と声高にいうひとも多かったけど、PhotoshopもFlashも次期バージョンがリリースされれば、格段に相互のネイティブファイル互換性は高くなるので、それまでのつなぎ的内容になってしまっているのは否めないなぁ。。

2006年12月15日

Flash Panorama Player

フルスクリーンでカンタンに360°パノラマムービーを作成できるサービスに「Flash Panorama Player」がある。カスタムクラスとXMLファイルを使って、利用者は画像を用意するだけでパノラマ映像を作るしくみ。

flashpanoramas.gif

サンプルとして用意されたパノラマ映像は切れ目がまったくわからず、どこを見てもスムースにつながっていてうつくしい。
これは元の画像がいいからじゃないの?適当に撮った写真でこううまくはいかないと思うけど。

ダウンロード販売でお値段は6,576円。「いますぐパノラマ映像を用意しなきゃ」というせっぱつまった状況では最適なサービスだけど、自分で買うことは多分ないと思う。

2006年12月12日

Adobe MaxでのApolloプレゼン

2006の「Adobe Max」でApolloに関するカンファレンスを行ったChris Brichford氏のプレゼンテーションをGoogleVideoで見つけた。
尺は37分もあって、ほぼプレゼンテーションの全容を見ることができる。
リアルタイムswfエンジンとでも呼べばいいんだろうか、Flashの一般的な機能をあらゆるWebサイトに実装できることを実演したデモになっている。

たとえばGoogleのページを回転させたりブラーをかけたりトランスペアレントにしたり…。
HTMLレンダリングエンジンを実装したまでといわれればそれまでだけど、参加者のリアクションもけっこう良くて、いいプレゼンでした。