FlashとFireworksの蜜月
Flashで絵を描かずに完全なオーサリング環境として使用している人が増えている。そういう自分もFlashで図形などのオブエクトを描くことは全くしていない。グラフィック部分に関しては全てFireworksで細かい部分まで作り込み、パーツごとにFlashに読み込んでいる。以前は同じマクロメディアの製品だったので(いまも同じ会社の製品だが)相互の親和性が高いのは当たり前だった。
Flash Professional 8 を使っていて驚いたのは、ファイル互換性が想像以上だったこと。
新しくFlashにフィルタやブレンドモードが搭載されたのは知っていたけど、まあ使うことはあまりないぞと無視していた。
ところが、試しにFireworks PNG ファイルを読み込んだら、Fireworks 内のオブジェクトに適用されたフィルタやブレンドモードの多くを維持し、Flashを使ってそれらのフィルタやブレンドを引き続き修正することができるではないか。どうやら、Fireworksと同じフィルタが実装されているらしい。
バージョン8はAdobeとの合併が完了する直前に発売された製品で、Macromediaの開発チームがAdobeに向けた最後っぺともいえる親和性の高さを誇示したかったのかも。
でも、Flashのフィルタやブレンドモードはやっぱりあまり使わないかもな。Fireworksで完全にパーツを作り込んでから読み込むというやり方は変えないつもり。