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2006年07月06日

FlashとFireworksの蜜月

Flashで絵を描かずに完全なオーサリング環境として使用している人が増えている。そういう自分もFlashで図形などのオブエクトを描くことは全くしていない。グラフィック部分に関しては全てFireworksで細かい部分まで作り込み、パーツごとにFlashに読み込んでいる。以前は同じマクロメディアの製品だったので(いまも同じ会社の製品だが)相互の親和性が高いのは当たり前だった。

Flash Professional 8 を使っていて驚いたのは、ファイル互換性が想像以上だったこと。
新しくFlashにフィルタやブレンドモードが搭載されたのは知っていたけど、まあ使うことはあまりないぞと無視していた。
ところが、試しにFireworks PNG ファイルを読み込んだら、Fireworks 内のオブジェクトに適用されたフィルタやブレンドモードの多くを維持し、Flashを使ってそれらのフィルタやブレンドを引き続き修正することができるではないか。どうやら、Fireworksと同じフィルタが実装されているらしい。
バージョン8はAdobeとの合併が完了する直前に発売された製品で、Macromediaの開発チームがAdobeに向けた最後っぺともいえる親和性の高さを誇示したかったのかも。

fw_fla.jpg

でも、Flashのフィルタやブレンドモードはやっぱりあまり使わないかもな。Fireworksで完全にパーツを作り込んでから読み込むというやり方は変えないつもり。

2006年07月02日

現実のランダム

FLASHのAction Scriptクラスに、Math.random メソッドというのがある。乱数を作るときによくつかう。
戻り値は1未満の数値。ただし少数を含む。つまり、0.1854902 といった数値をランダムに吐き出すわけ。

なんで少数なんでしょうか。乱数業界では当たり前? そのあと整数にするために繰り上げたり繰り下げたり1以下だから1を足したり、処理がメンドウなんですけど。

しかも、マニュアルを見るとこんなこと書いてある↓。

疑似乱数 n を返します (0 <= n < 1)。返される値は疑似乱数となります。放射性崩壊のような現実のランダムな自然現象で生成されるわけではないからです。

なんだそれ? 疑似ってことはウソッコなの? 放射性崩壊?? 放射性物質が現実にランダムで発生したら困るんだよ。

2006年07月01日

Flash Player 9 Public Beta

Flash Player 9プラグインが出た。
やっとですよ。Intel-based Mac 版がリリースされた。Universal版ということ。なぜこのバージョンを心待ちにしていたかというと、Safari自体は当然UniversalアプリケーションなのにFlashプラグインがPowe PC 版だったために、わざわざSafariのUniversal機能を殺して、Rosetta経由で実行していたのだ。
以前に訪れたことのあるFlashページにアクセスしてみた感想としては、やはりネイティブなUniversalアプリケーションとして実行されているので、動作がスムーズという印象がある。ただ、これは気分的な問題で脳内バイアスがかかっている可能性も大きい。それでもかまわないほど。
特に感じたのは、ビットマップの動きがスムーズになっていて、たとえば大きなビットマップを斜めに動かしたときのなめらかさが明らかに向上していること。
プラグイン(Flash Player.plugin)のバージョンを見ると、「9.0 r18」。Bataが取れるのももうすぐだろう。

スタンドアロン実行環境の「SAFlashPlayer」のUniversal版はどうなっているんだ?