写真集の現在
タイトルに惹かれてひさしぶりに「STUDIO VOICE」を買う。
今月の特集は「写真集の現在」。創刊30周年記念特大号とかで、定番特集のさらに集大成特集といったところ。
実際に写真集を買おうと思ったら、自ら積極的に情報を仕入れ、売っている場所を探さないといけない。
ふつうの街の本屋で「何気なく気にいった写真集と出会う」ことは、もう現実的なことではないのだから。
70年代、80年代の写真集も発行遍歴をたどりながら、アーカイブ的目的で買ってはみたけど、インターネット/デジタル崩れしていない今や残り少ない領域である写真アートという世界がインターネットとどうつきあっていくか、を考えずにはいられない。
いまごろ何を…、という声もごもっとも。
オリジナルプリントや、丁寧に印刷された写真印刷がやっぱり好き。
真空管アンプが好きなオーディオファンが世間から受ける印象と同じ目で見られたとしても。
同じようにfotologueやFlickrも好き。
その間に見えない大きな壁があるのか?
ないと思う。