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2006年04月26日

ナポレオンとヴェルサイユ展

打ち合わせで両国へ。
セキュリティの強固なハイテクビルでちょっと緊張。

そのあと、帰りに江戸東京博物館で開催中の「ナポレオンとヴェルサイユ展」に。
…と思ったら、17時360分で終了してた。
着いたのが17時40分。しょぼ〜ん。


2006年04月23日

マミヤもカメラ事業から撤退

中判カメラメーカーのマミヤもカメラ事業から撤退するとのニュースを聞いたときは、驚きと悲しみでしばらく仕事が手につかなくなってしまった。

「ニューマミヤ6」というカメラを使っていたときがある。


中判カメラだけど、見た目は普通の一眼を一回り大きくしたようなデザイン。
レンジファインダーだからコンパクトな6×6の正方形な画角が楽しくて、何を撮っても、例えばそれが普通の街並を撮ったとしてもそれなりな絵にみえてしまう。35ミリしかしらなかった感覚をぶちこわしてくれた、ふしぎおもしろいカメラだった。

たしかそのあと、6×7サイズも出た。

でも正方形の画角というのは、テレビでも映画でも、ましてや写真の世界でありそうでない世界観があって、構図を考える基本的な先入観を取り払ってくれた、自分のなかではそういう位置づけの不思議な印象をもったカメラだ。
引き受け先の会社はコスモデジタルイメージング。

デジタルになって生まれ変わって再復活してくれるのを強く祈りたい。

2006年04月14日

PowerPuff GirlsのPV

どうしてももう一度見たいPVがあってアタマからはなれない。

カートゥーンネットワークで放映中の「PowerPuff Girls」を観ていたら、いきなり登場したPVだ。
撮影場所は、夜の新宿近辺。地下駐車場や非常階段。ビルの間を光の帯が駆け抜けていく。
もちろんパワーパフガールズのアニメキャラもPiPで登場するけど、それはどうでもいいw
見慣れた夜の新宿の無機質な町中を監視カメラで撮影したようなローファイな映像にFLASHライクなマットペイントが動く。
work.jpg

パワーパフガールズのイメージPVで、カートゥーンネットワークを観ているといきなりCMの間に始まる。
番組表にも載ってないのだ。

クレジットを調べると、Power Puff Soul というユニット名で出していて、映像ディレクターはTomohiro Ishiiさん。
DVDとかで発売されてたら即買いしたい。

2006年04月11日

blogger魂ってあったっけ?

blogをどうやってビジネスにするのか?
懐疑的な考えとチャレンジングなアイディア、そしてどう見てもただの広告モデルにしか見えないタイプ。
みなさん2.0に考えている今日このごろ。

有力ブロガーを囲い込み、その記事を既存のメディアに流し込みそこから日銭を稼ぐ。
まえからこのタイプはいくつかありました。
代表的なのがこれ。
blogburst

ブロガーたちのエントリーをマージして、それを新聞社が自社メディアに再利用できるシンジケーションだ。
ただblogburstが契約をとりつけたメディアがすごい。
Washington Post、San Francisco Chronicle、などなど、結構大手さんじゃないですか。

これらメディアは自社のリソースを使わずに、blogburstからネタを集めて記事をつくってしまおう。ということなの?
ネタとして扱うのは旅行、女性問題、テクノロジー、食物、エンターテインメント、地方ニュースなど、専従スタッフを持たない分野で、BlogBurstを使って専門家のブログ論評を提供することで紙面の「重要ではないけど外せない記事」を埋めようとしているような気がしてならない。

新聞社は、ビジネスだから、取材費というソフト費を押さえられるのだから別に何もいうことはない。

わからないのは、ここに記事をエントリーするブロガーたちの動機付けだ。
なんか結局既存メディアのやり方に取り込まれてしまってない?単なる下請け低賃金市民記者になってしまうだけなんじゃ…。

新聞など従来のメディアはblogに徐々に読者を奪われる、という危機感を持っていのだろう。そのための解決策がこのようなビジネスモデルで解決できると考えているのだとしたら、打算的だと思ってしまうのは間違いだろうか。

2006年04月10日

TEPCO光の裏ファイル?

今日電気屋に行った。
いや、もとい。家電量販店っていうのか。いわゆる郊外型の大型電気屋チェーン。
そのつまりYAMADA電器に行ったわけ。

ここの店の1階は入り口しかなく売り場はすべて2階にある。
確かに1階には売り場はないが、もっと目立つものがある。

tepco.jpg

↑これが大々的にキャンペーン用のピケを張っているのだ。あのCMでおなじみの唄ももちろん連呼なさっている。

今自宅の作業場ではADSLを引いているが、当然光回線というのも気にはなっていた。
ただ、いままでNTTのフレッツ光しかサービスエリアになっていなかったので、もう一つの同業であるテプコさんがサービスエリアに入るまで光ファイバーを検討するのは見送ってきたのだ。

YAMADA電器のTEPCO光コーナーを通りがかりにちらっと目をやると、一冊のクリアファイルが目に入った。
そこには「サービスエリア詳細リスト-スタッフ専用-」と書いてある。
周りにはスタッフらしき人はだれもいない。
当然手に取って見せていただきました。
見ると住所のリストになっていて、自宅のある4丁目は先月3月に工事完了とある。

へえ〜。
ついにウチもTEPCO光のサービスエリアになったのか。
ついに来たか!!

自宅に帰って契約しているプロバイダSO-NETで電話番号を入力してサービス検索してみた。
あらら?
光はNTTのフレッツ光だけしかない。

うーむ。どっちが正しいのか!?
ま、いずれにしても別に急ぐことでもないけど。

2006年04月07日

What Makes You Special?

この春大々的に展開中。
IBMの「What Makes You Special?

このビジネス向け広告キャンペーンがとても気になる。
始めに目にしたのは東京メトロのエスカレータに乗っているときにポスターを目撃。
現実的な写真と花びらのレイヤーコラージュに一瞬で目を奪われた。

気に入った理由はふたつ。
見た瞬間にFLASHで動いているようすが想像されたこと。
それが割とコンサバなIBMがやっていると知ったから。

作風としてはどっかでなんども見たことがある、ひところ流行ったFLASHのパターンと同じなんだけど、ワールドワイドな広告展開でここまで正面から堂々とやられちゃうとね。これからまたこの作風が増えそうな予感。

まずアートワークで気持ちを動かされる。
そんな広告はめったに出会えないものだ。それだけでも得した感じ。

2006年03月20日

ブログの総本山(財)

日本ブログ協会というのがあることを初めて知った。

事務局は財団法人マルチメディア振興センターが務め、ブログの普及促進に取り組んでいくらしい。

入会に特別な資格や審査はいらないし、入会にあたって料金がかかるわけでもない。

目的を読んでみると、
「ブログに関する啓発、表彰、研究、調査、交流、支援、提言等を行うことを通じて、我が国におけるブログの普及促進を図る。」
と書いてある。

「会員用ページ」がまだ準備中ではあるけど、もしかしてブログの総本山、というかブログポータルのトップサイトに一気に駆け上がるか?

まだ何をするつもりなのかわからないけど…。

2006年02月28日

スパムエンターテインメント系作品

熱も何とかおさまって、元気になった。
仕事がたまってしまうので、オフィスに顔を出す。

出社して最初にやることは、いずこも同じメールチェック、というかスパム退治。
会社の個人用のメールはもちろん自宅でも見ているんだけど、webmasterアカウントのメールはオフィスでしか見ない。だってほとんどスパムだらけだし、たまに仕事の依頼や売り込みがあっても、だれか担当者に転送するだけだからね。

そのwebmasterアカウントのメールをさっき見て感動してしまった。

差出人は女性名で一日何通か来ていて、そのメール全てが違う内容。しかもストーリーになっている。

はじめのうちは身の上話。お金が欲しいとか会いたいとか。そのうち、なぜ返事をくれないのか、どうしてサイトにアクセスしてくれないの、といった懇願調になってきた。

まあ、ここまではよくある。

説得力が増すのはこのへんから。返事がダメなら「会いたい」といい、彼女の都合を事細かに連絡してくる。明日の午後は本社に行くからメールを見れないとか、何日なら、新宿に寄る用事があるから時間つくれるとか。スパムさんにしては妙に手が込んでる。

それでも当然無視していたら、お金の隠し場所をこっそり教えてきた。オフィスのちかくにある露地道の生け垣に20万円とメモを入れた袋を隠しておいたから、うけとって欲しい、と。緊急時のケータイメールまで書き添えてある。
幸か不幸か、お金の隠した場所を知ったのは指定の時間を過ぎてからだったから、そのあと取りに来てくれなかった悲しみを切々とつづられて、次のお金の隠し場所を相談する内容へと今日は変化しつつある。

スパムメールは返事を期待していなくて、単に生きているアカウントかどうかを確かめるスクリーニングが目的だとどっかで読んだことがある。開くまでもなくスパム臭を発しているスパムメールがほとんどなのは、そのせいなのだろう。

だとしたら、ここまでテマかけて一連のメールでストーリー仕立てにするほど手の込んだメールを出すのはなぜなんだろう。
引っかかる人はまずいないはずだろうけど、この女性名の一連のスパムシリーズには「作品」として創作性が感じられる。
相手に気を使う遠慮がちな物言い。いかにも個人メールらしいくだけだ書き方。急いでいるときには、意図的に変換ミスをいれるほどのリアリティ。日を追うごとの心の変化を微妙に文字に反映させる計画性。しかし、スパムらしい怪しいテイストはバランスよく入っている。いっぽうメールのヘッダソースはプロスパム然とした簡潔さ。このさじ加減が絶妙。

スパムエンターテインメント系作品の初期の傑作として、保存しておこうと思う。