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2007年06月17日

Ashes and Snow

貨物コンテナ建築が印象的な移動美術館「ノマディック美術館」で「Ashes and Snow」を見てきた。
回廊の幅がせまく、せっかくの大判プリントを引きで眺めることがむずかしい。
像よりも後半の鷹の一連のシリーズの方が印象的。しかし構図やシチュエーションに演出がないとはいえ、その「できすぎ感」が完璧すぎて鑑賞意欲がそがれてしまう。

館内は撮影禁止のはずのなのに、堂々と撮影する人のなんと多いことか。中にはフラッシュを焚く入場者もいて、ほとんどアトラクション化してしまっていた。

Ashesandsnow1
写真もさることながら、気になったのはプリント方法。
手漉き和紙にプリントされた荒い質感の紙は印画紙というより、カンバス地のようだ。デッサン画のような独特のモノクロ写真のテイストはほとんどこの和紙によってもたらされている。

Ashesandsnow2

カウンターでスタッフに尋ねてみると、実際の和紙のサンプルを触らせもらえた。
そしてもうひとつ、会場内で使われているカーテンのような趣のあるテクスチャ。これは、使用済み紅茶のティーバックをひとつひとつ開いてつなげていったものだとか。

写真や映像の中身よりもプリントの方ばかり鑑賞してくるなんて、我ながらひねくれてるよな。

2007年05月30日

「ザ・シューター/極大射程」を観てきた。

ザ・シューター/極大射程」の試写を観た。
スティーヴン・ハンターの原作を読んでいるだけに、たぶんがっかりさせられるだろうな、と覚悟して観たにもかかわらず、結論としてはとても楽しめる作品だった。

Shooter Ver2S

原作ではとにかく凄腕の孤高のスナイパーとして描かれる主人公のボブ・リー・スワガーがどんな風貌なのか、いろいろ想像した全てがいい意味で違っていた。
主人公は、米国でも指摘されているように「ボーン・アイデンティティー」のマット・ディモンに似ている。たぶん制作側も意識したか、意図的か、とにかくストーリーも「ボーン・アイデンティティー」とイメージがだぶってしかたない。ベトナム帰りにしては、スワガーは若すぎるでしょ。

ところで、ダニー・グローバーが助演で主演していて彼の方が目立っていたのはやっぱりベテランの力の差なのかな。
助演というと、「24-Twenty Four」に出演しているあの女優も意味ありげでいい感じです。

ちなみに原作はほとんど森林での死闘、つまり自然を見方につけて狙撃し逃げる野戦シーンがメインで銃の描写や狙撃シーンだけで数十ページも書かれているわけだけど、映画の方はFBI対主人公一人、というわかりやすい構図になっている。どんだけ敵が大人数でも弾は当たらないし。

たくさん人が撃たれ血しぶき上げて殺されるので、そのへんに抵抗を感じる人にはまったくお勧めできませんが、劇場を出たときには誰もがスナイパーの目つきになっているはず。

映画ではハデな銃撃戦が好きでスカッとしたいから、こういう娯楽作品は素直に楽しめました。

2007年05月29日

「ザ・シューター/極大射程」

Shooter001

いまここ。
「ザ・シューター/極大射程」の試写会場です。
原作を読んでいるだけに、脳内消去して観たいと思います。

2007年05月22日

免許証の更新

平日の早朝を狙って行ったにも関わらず、免許センターの受付窓口には長蛇の列。
スムーズな免許の更新手続きには「朝8時到着がベター」とどこかに書いてあったのを鵜呑みにしたのが敗因か?

Licence1

朝イチの講習には間に合ったけど、最後尾。どの窓口でも自分が最後で、常に列の最後尾。
タイミングが悪く、あと10分でも遅く到着していたら、並ばずに済ませられたのに。

Licence2

講習を受けて新しい運転免許証を受け取って受付を通ったら、窓口にはだれもいなくて係員はヒマそうだった…。
朝早くくればいいってものでもないらしい。

ところで、免許センターの客層って不思議です。
普通のビジネスマンや主婦っぽい人が圧倒的に少ない。職業が類推できない人比率が高いのは何故?

2007年05月16日

桜木亭のパンダ焼

上野動物園の前を通ったら、なにやら人だかりが…。
見るとパンダ焼きのお店。

Pandayaki

なつかしいなぁ。
パンダ焼きを作るマシーンが店の外から見えるようになっていて甘い香りとともに客引き効果抜群。
どことなくレトロな雰囲気のなかでゆっくりとしたスピードでパンダ焼きが出来上がっていく。
動物園のパンダ達はいまでも人気者なんだろうか。

2007年05月06日

ホームページ制作会社の本分はどこにある

GW最後の日。いくつか継続中の仕事をちょっとだけ行う。そしてメール処理。
まる一日コンピュータを使わなかったのは何ヶ月ぶりだっけ。

人気Web制作会社の異変」というエントリを読む。「もう他社のホームページ制作は止める」というWeb制作会社のエピソード。
単純な収益構造しか思いつかないのだろうか。
受託、請け負い、ホームページしか作らない…。
言葉の意味にとらわれずに「顧客指向」という手垢のついた言葉の意味を考えてみたい。

そういえば、DTPが台頭してきた10数年前にもこれとまったく同じ論調の悩みを抱える印刷会社の話を耳にしたことがあるのを思い出す。

2007年04月29日

信州長野

長野へ出張。
新幹線に乗ってしまえば1時間半ぐらいだから、時間的にも感覚的にも遠くへ行くという気分は少ない。
でも泊まりの仕事は年に数回しかないから新鮮な気分。

Nagano 1St

お会いした人は皆さん気さくで楽しい時間を過ごすことができました。
前の晩かなり飲み過ぎて、帰りの新幹線はもうフラフラ。お土産も荷物のことももう何も考えることなく、帰巣本能だけで帰ってきた。
gooの路線図だけはプリントして持っていたから、その紙をみどりの窓口のカウンターに置いて、「これのきっぷください。自由席。カードで」というが精一杯。もうそのぐらいフラフラ。

これからは、信州長野へ行く機会が増えそうだ。

2007年04月17日

スカパー!サイトの推奨環境

スカパー!の契約チャンネルを変更しようと思ってWebサイトにアクセスしました。
スカパー! オンラインカスタマーセンター」のページに入ったら、衝撃的なメッセージが!!

このページは Internet Explorer 5.5 SP2(日本語版)、Netscape Communicator 4.7(日本語版)でのご利用を推奨しております。

IE5.5もNetscape4.7も持ってたりするんですが、シェアが限りなくゼロに近いブラウザのバージョンを推奨環境にするのは、正直どうかと思うわけです。

サイトリニューアルする前の去年まではこんな表示はなかったはず。保守的なリニューアルということなんでしょうか。

気にせずに手続きをしようとしたらこの時間は休止中だって。
昼間しか使えないんじゃインターネットの意味がないですよ、と意気消沈です。

2007年04月13日

NHKの語学講座

本屋で平積みなっていたNHKの語学講座のテキストを買ってみた。
版型も体裁も紙質も昔からかわっていないのがなんだかうれしい。
新3ヶ月トピック英会話 ハワイでハッピーステイ
チェリッシュの二人が表紙ですよ。
放送を見たらオアフにあるコンド、ビーチタワーに宿泊している、というシチュエーションです。
これは楽しく学べそうだぞ。録画してまとめて取り組んでみよう。

12065042007

それはいいとして、NHKの外国語講座のWebページ。スプラッシュ的なFlashを使っているのだが、そのあまりの古めかしさにしばし呆然。なんの意味もないただ動かすだけのFlashムービー。想像するに発注者のわがままの結果こんなことになってしまったのかも。
もしかしたらここも10年前から変わっていないのかと思いきや、意外にもXHTML+CSSで組まれていたりして、そこはかとない微妙な空気を感じます。

でもテキストの中身にはいつも信頼を持っている。NHKの語学講座は内容がしっかりとしていてまじめに取り組めば必ず成果が出るのです。

2007年04月06日

アンゼルム・キーファーと役所

社会保険事務所、職業安定所、区役所を回って書類提出に這いずり回る。
社会保険事務所に提出する書類は事前にWebサイトからPDFをダウンロードできるようになっていて、それなりに便利にはなっている。

さらにインターネットで電子申請するしくみもあって新鮮な驚きがある。こりゃ、ラクできるな、と喜んでいたら最初の手続きが面倒すぎて断念。こんなに手続きが煩雑なんじゃ途中であきらめて現地に出向いた方が早いよ。

この時期、労務関係の役所はどこもとても混んでいる。
でも職員の応対は親切でわかりやすい。

4月。新しいことがいろいろと始まる予感。

Anselm Kiefer: Heaven And Earth

  • 作者: Michael Auping
  • 出版社/メーカー: Prestel Pub
  • 発売日: 2005/09/30
  • メディア: ハードカバー

新しいステージに向けて希望に満ちた気持ちでいるはずなのに、アンゼルム・キーファー(Anselm Kiefer)なんかのどんよりとした気分にさせる作品に惹かれてしまうのは対極的でおもしろい。